12月の大統領選挙に向けた野党系候補の一本化をめぐって、最大野党・民主統合党の文在寅氏と無所属の安哲秀氏がきょう初めて協議し、今月25日の立候補の受付が始まる前に野党の統一候補を決めることで合意しました。
12月の大統領選挙に向けて最大の争点となっている野党系候補の一本化について、最大野党・民主統合党の文在寅氏と無所属の安哲秀氏は6日午後6時からおよそ1時間余りにわたって、ソウル市内で初めての協議を行いました。
その結果、両氏は野党系候補を一本化することで合意し、両陣営がそろって記者会見してその内容を明らかにしました。
それによりますと、両氏は、▼政権交代の実現に向けて野党候補を今月25日の立候補受付までに一本化すること▼政党を改革するための共同宣言をまとめるため、双方の代表3人による実務者グループを発足させること▼投票時間を延長するための署名運動を共同で繰り広げることなど、あわせて7項目にわたって合意しました。
これによって、12月に予定されている韓国の大統領選挙は、与党セヌリ党の朴槿恵氏に対する野党系の民主統合党の文在寅氏と無所属の安哲秀氏の3人による争いから、与党と野党系の統一候補の有力2人による争いになる見通しとなりました。