北韓による挑発に対応するため、アメリカ国防総省は現地時間の３日、最先端のミサイル防衛(MD)システムをグアムに配備する計画であることを明らかにしました。
このミサイル防衛システムは、トラックに搭載可能な発射装置に迎撃ミサイル「THAAD」、追跡レーダーなどで構成され、アメリカ国防総省は、数週間以内にグアムの基地に配備するということで、北韓による弾道ミサイルの脅威に備えた予防的措置だと説明しています。
また、国防総省は、「アメリカ政府としては、北韓の指導部に挑発的な威嚇をやめ、国際義務を遵守することで、平和の道を選ぶことを改めて促す。北韓の挑発に警戒しつつ、アメリカと同盟国の領土と利益を守るための準備態勢を維持していく」との姿勢を示しています。
国防総省は、北韓の脅威に対応して、これまでに戦略爆撃機B-52、原子力潜水艦「シャイアン」 、B-2ステルス爆撃機、F-22戦闘機などを韓半島周辺に配備しています。