先月20日に起きたKBSなど3つのテレビ局や大手銀行などへのサイバー攻撃は、北韓によるものだという調査結果を、未来創造科学部がまとめました。
未来創造科学部は、官・民・軍の専門家からなる政府合同対応チームがこれまでの接続記録やウイルスの特性などを分析した結果、先月20日のサイバー攻撃は北韓の偵察総局によるものという結論に至ったと、10日午後、発表しました。
それによりますと、接続経路などを追跡した結果、北韓はおよそ8か月前から北韓国内のパソコンを使って海外IPを経由して、今回被害を受けたテレビ局や銀行などのパソコンにウイルスを送り込んでいたことがわかったということです。
北韓の偵察総局は、すでに韓国国内に送りつけていた70種類あまりのウイルスを今回も使ったものと、未来創造科学部ではみています。
サイバー攻撃が北韓によるものだったことが明らかになったことから、韓半島を取り巻く緊張はさらに高まりそうです。
韓国では先月20日、KBSなど3つのテレビ局や新韓銀行などで、サイバー攻撃によって内部の通信システムが一斉に動かなくなり、被害にあった4万8000台のパソコンから70種類あまりのウイルスが見つかっています。