北韓の東海岸では、中距離弾道ミサイル「ムスダン」2基が発射台から撤去されたと伝えられる一方、「ムスダン」以外のスカッドなどのミサイルが発射待機状態のまま維持されているもようです。
これは、韓国軍関係者が7日、明らかにしたものです。
それによりますと、北韓は、東海岸のミサイル発射基地に配置した射程3000キロ以上のムスダン2基について、数日前までに発射台から撤去してほかの地域に移動させたことが、韓国とアメリカの情報当局が確認したもようです。
一方、北韓が先月はじめに東海岸に配置したスカッドとノドンのミサイルは、発射待機状態を維持しているもようで、軍当局は、北韓のミサイルが完全に撤去されるまで、監視を続けることにしています。
一方、政府高官が7日明らかにしたところによりますと、北韓の人民軍最高司令部が3月26日に出した、最高レベルの戦闘準備体制である‘1号戦闘態勢’を4月30日前後に解除したもようで、ムスダンを撤去したのも1号戦闘態勢の解除に伴うものと見られています。