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韓米首脳会談 北韓の非核化を再確認

Write: 2013-05-08 07:50:27

アメリカのワシントンを訪れている朴槿恵(パク・クネ)大統領は韓国時間の8日未明、オバマ大統領と就任後初めての首脳会談を行い、北韓の挑発には断固として対応することで一致するとともに、対話の扉は開いてあるとして、北韓が非核化に向けた正しい道に進めば外交的に対応する姿勢を示し、金正恩第1書記の決断を促しました。
韓米の首脳会談は、ホワイトハウスで昼食会も含めておよそ2時間あまりにわたって行われ、会談のあと両首脳がそろって記者会見しました。
この中で、朴槿恵朴大統領は、「オバマ大統領の’核なき世界’は韓半島から始めるべきだ」と述べ、韓国とアメリカが北韓を正しい道に導くとする決意を表明するとともに、「北韓が住民の幸せを犠牲にして核開発を続ければ、生き残れない」と強調しました。
これに対して、オバマ大統領は、北韓に対して「非核化に向けた意味ある行動を取る必要がある」と述べ、非核化の道を選択するよう強く求めました。
その一方で、オバマ大統領は、北韓との対話を通じて信頼関係を構築し、非核化の進展に合わせて大規模な経済支援を検討するとした、朴槿恵大統領の「韓半島信頼プロセス」について、「私のアプローチと一致している」と述べ、理解を示しました。
また、両首脳は韓米同盟60周年を踏まえ、今後の両国の在り方を示す共同宣言を発表しました。
共同宣言では、韓米同盟がアジア・太平洋地域の平和と安定の核心であるとして、FTAの忠実な履行による経済同盟の強化だけでなく、社会、文化、人的交流面での協力を強化するとともに、いまの包括的戦略同盟を北東アジアや国際社会の問題でも協力を強化するグローバルパートナシップに格上げすることなどが盛り込まれています。
朴槿恵大統領は、韓国時間の8日夜、アメリカ議会の上下両院合同会議で演説する予定で、韓半島信頼プロセスと多国間による外交安全保障を構築することを盛り込んだ構想「ソウルプロセス」を紹介して支持を訴えることにしています。また韓国時間の10日未明にはロサンゼルスを訪れ財界関係者らと懇談したあと、夕刻ソウルに戻ってくる予定です。

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