韓国と中国の軍事会談が4日、中国で始まり、軍事交流の強化や両国のホットラインの設置などについて協議しているもようです。
今回の会談は、中国人民解放軍の房峰輝総参謀長の招きで実現したもので、韓国側からは鄭承兆(チョン・スンジョ)合同参謀本部議長をはじめ韓国軍の関係者15人、また、中国側からは房峰輝総参謀長らが出席しました。
会談では、両国の軍事交流の強化をはじめ、両軍の少将クラスの会議の定例化、合同参謀本部議長と総参謀長間のホットラインの設置などをめぐって、意見を交わしたものとみられます。
また、韓国としては、朴槿恵(パク・クネ)大統領の韓半島信頼プロセスを中心とする韓国政府の対北韓政策などについても説明し、北韓の非核化と韓半島の平和と安定に向けた両国間の軍事交流をさらに拡大していくことなどを求めたものとみられます。
鄭合同参謀本部議長は今回、有事の際にも軍の指揮ができるように、韓国軍の高官としては初めて、通信システムが整った軍用機を使っての中国訪問となりました。