アメリカ・カリフォルニア州の保養施設で2日間行われていたアメリカのオバマ大統領と中国の習近平国家主席との米中首脳会談で、両首脳は、北韓の非核化の実現に向けて協力していくことで合意しました。
アメリカホワイトハウスの国家安全保障担当のドニロン大統領補佐官は、韓国時間で9日朝、記者会見し、今回の首脳会談の成果を発表しました。
それによりますと、両首脳は北韓の核開発は容認できず、北韓を核保有国として認めることはできない。今後、韓半島の非核化の実現に向けてアメリカと中国が協力していくことで意見が一致しました。
ドニロン補佐官はまた、「中国が北韓の核開発に反対する立場を表明するため、これまであらゆる措置をとってきた」と評価し、「今回の首脳会談では、北韓が非核化に向けた措置をとれば、6か国協議も再開できるとする、両国の立場を改めて確認した」と述べました。
今回の首脳会談で、アメリカと中国が北韓に対して非核化に向けた措置を改めて求めたことで、北韓の出方が注目されます。