G8サミットがイギリス・北アイルランドの保養地ロックアーンで開かれるのを前に、朴槿恵大統領とオバマ大統領は17日、電話で会談し、米中首脳会談の結果や韓半島情勢全般について意見を交わしました。
今回の電話会談は、オバマ大統領がG8サミット出席のため、イギリス・北アイルランドに向かう途中で朴槿恵大統領に電話をかけて実現したものです。
大統領府青瓦台の関係者によりますと、会談では、オバマ大統領が先の米中首脳会談の結果について説明し、韓半島情勢全般についても意見を交わしたということです。
この中で、オバマ大統領は、北韓の核開発や長距離ミサイルの開発が周辺国の脅威になっていることを指摘したうえで、中国に対し、北韓の非核化に向けて共同で協力するよう要請したのに対し、習近平国家主席は、北韓を核保有国として認めず、対話を通じて問題を解決するとの立場を示したと説明したということです。
また、北韓の核問題をめぐっては、今後とも韓国との間で緊密に協力していくことを再確認したということですが、北韓がアメリカに提案した高官級会談については触れなかったということです。