ソウルと京畿道、江原道では先週末、大雨が降り、3人が死亡、2人が行方不明になっています。
13日から15日朝にかけて、ソウルでは最高221ミリ、ソウルの北の京畿道加平郡では最高296ミリ、さらに北の江原道春川市では最高で362ミリの雨量を記録し、地域によっては集中豪雨に見舞われました。
この雨で京畿道では、3人が川に流されて死亡しました。
このほか2人の行方が分からなくなっています。
ソウルなどこれらの地域では、さらに15日夜から17日にかけて最高で150ミリの雨が降る見込みで、場所によっては1時間30ミリを超える雨が降る可能性もあるとして、気象庁は注意を呼びかけています。
気象庁は、例年なら、この時期、太平洋にある北太平洋高気圧が大きく発達して梅雨前線を押し上げ、韓国中部地方に停滞させており、さらに大型の台風7号の影響で湿った空気が韓半島に流れ込んでいることが大雨の要因になっているとしています。
気象庁は、梅雨前線の動きが流動的で予断はできないものの、今のところ週末の21日にかけて中部地方を中心に雨が降り続く見込みだとしています。一方、南部地方では、北太平洋高気圧の影響で地域よっては35度を上回る蒸し暑さが続いています。