北韓の開城工業団地の操業再開に向けた3回目の南北実務者協議が、団地内で15日、行われ、韓国は、北韓に対して、「韓国企業関係者の身の安全と、投資企業の資産保護の制度づくりが重要だ」とする見解を示しました。
韓国統一部によりますと、協議は、昼食をはさんで午前と午後、断続的に行われており、午前中の協議の冒頭で、韓国政府は、開城工業団地の操業停止をめぐる再発防止策を設けるよう求めるとともに、今後、開城工業団地に入居する韓国や外国の企業に対して、国際レベルの企業活動を保証することで、開城工業団地を国際的な工業団地に発展させる必要性を強調したということです。
これに対して北韓は、再発防止策には一切触れず、操業再開を急ぐべきだとするこれまでの姿勢を重ねて強調しているということです。