韓国では、来年から高校の授業料の無償化を段階的に進めていくことになりました。
これは朴槿恵大統領が去年末の大統領選挙の際に公約した政策一つで、大統領府青瓦台と与党セヌリ党が30日に合意して決めたものです。
それによりますと、来年から僻地所在の高校の授業料を無償化したあと、2017年までに全国の高校にまで拡大することになっています。
高校授業料の無償化にあたっては、2017年まで毎年3兆4000億ウォン、およそ3000億円の予算が必要とされ、全額を国庫負担にするのか、地方自治体が一部負担するのかについて、今後さらに協議していくことになっています。
また、各学校で働く調理師や事務員などの非正規職員14万人あまりについて、1年以上勤務した場合には無期限の契約職員に転換する方針で、就業規則上、ほぼ正社員と同等の待遇を受けることができるようになるということです。