積極的な政策を進めるとして、朴槿恵大統領は5日、新しい秘書室長に金淇春(キム・キチュン)元法務部長官を任命したほか、首席秘書官9人のうち4人を新しく任命するなど、秘書室態勢の刷新を図る人事を発表しました。
新しい秘書室長に任命された金淇春氏は、朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領時代、秘書官を務めたほか、盧泰愚(ノ・テウ)政権で法務部長官を務めたあと、1996年から国会議員となり、法制司法委員長を歴任していて、朴槿恵大統領の最側近の一人とされています。
そのほか、政務首席秘書官には外交部の企画管理室長を務めたことがある朴晙雨(パク・ジュンウ)元ヨーロッパ連合大使、民政首席秘書官には洪景植(ホン・キョンシク)元ソウル中央検察庁長、未来戦略首席秘書官には尹敞繁(ユン・チャンボン)元ハナロテレコム会長、雇用福祉首席秘書官には崔元永(チェ・ウォンヨン)元保健福祉部次官が起用されました。
今回の秘書室の人事について、大統領府青瓦台の李貞鉉(イ・ジョンヒョン)広報首席秘書官は、「下半期に入って、積極的に関連政策を進めるため、首席秘書官の人事を断行した」としています。
また、秘書官人事は朴槿恵政権が発足して5か月ぶりで、秘書室長のほか、首席秘書官9人のうち4人を新しく任命するという予想より大幅な人事となりました。
今のところ閣僚級の人事は検討していないということです。