韓国では、このところ日中の最高気温が30度を超す暑さが続く中、火力発電所2基が相次いで故障し、週明けの12日以降、この夏最も深刻な電力不足になると予想されています。
このうち、忠清南道の唐津火力発電所では発電量50万キロワットの3号機が11日夜から故障で運転を停止したほか、同じ忠清南道の舒川火力発電所2号機も12日朝から故障で一時運転を停止しました。
舒川火力発電所の2号機は1時間あまりで発電を再開しましたが、フル運転ができない状況で、13日午前中に全面復旧する予定だということです。
一方、唐津火力発電所の3号機は今週中に運転を再開するのは難しく、週明けの12日には、電力の供給が60万キロワット程度減る見通しです。
電力取引所は、12日の最大電力需要は過去最大の8050万キロワットと見込み、予備電力が160万キロワットに落ち込むものと見ていて、電力需要がピークとなる午後2時以降には、電力需給警報の5段階のうち下から4段階目の『警戒』が発令されると予想しています。
電力取引所では、祝日の15日にはある程度余裕ができるとして、さらなる節電を呼びかけています。