25日から予定されていた南北離散家族再会を北韓が一方的に延期したことに関連して、韓国政府は23日、金剛山観光事業の再開に向けた協議を先送りするとの考えを示しました。
これは、統一部の報道官が23日に明らかにしたもので、離散家族再会と金剛山観光事業の再開は別の問題であるにしても、国民の感情を考えれば、この時点で金剛山観光事業の再開に向けた協議を始めるのは適切でないと述べました。
また、韓国政府としては、25日から予定されていた離散家族の再会に続いて、10月には映像による再会や11月には追加再会を進めることで合意していますが、その日程を決める協議については、25日に予定されていた再会を実現させてから行なうとの方針を明らかにしました。
一方、統一部の報道官によりますと、開城工業団地の南北共同委員会は24日に予定通り開かれるほか、今週中に通行・通信・通関分科委員会と出入国及び滞在分科委員会も開かれる見通しで、操業が再開された開城工業団地は、離散家族再会の延期は影響しないものとみられています。