朴槿恵大統領は16日、韓国の大邱(デグ)市で開かれている世界エネルギー会議の総会に出席して演説し、世界のエネルギー問題に対応するため、創造的なアイデアや科学技術と情報通信技術を組み合わせた「創造型エネルギー経済モデル」を構築したいと述べました。
13日から始まった世界エネルギー会議の総会は、世界最大級のエネルギーに関連する国際会議で、110の国と地域から政府高官、エネルギー業界の専門家、市民団体などから6000人あまりが参加して開かれ、16日の会議では朴槿恵大統領が演説しました。
このなかで、朴大統領は、エネルギー資源の生産国と消費国の障壁を解消することが重要だと述べ、エネルギー資源の価格調整や環境に易しいエネルギー開発に対する投資拡大などを盛り込んだ、「エネルギー憲章」のような国際的な制度と規約を整えるべきだと訴えました。
また、韓国としては、創造的なアイデアや科学技術と情報通信技術を組み合わせた「創造型エネルギー経済モデル」を構築し、エネルギー問題に対処していきたいと述べました。
この創造型エネルギー経済モデルは、エネルギーの効率的使用や代替エネルギーの開発を通じて、2017年までに最大100万キロワットの電力消費を減らすというもので、これによって、1万5000人余りの雇用の創出を目指しています。