黄海に設定された韓国と中国の共同水域で、両国合同の違法操業の取締りを実施することになりました。
これは、25日まで中国で開かれていた韓中漁業共同委員会で、合意したもので、韓中共同水域では、両国の漁業指導船が合同で取締りにあたるということです。
韓中の合同取締りについては、今年6月、韓国の朴槿恵大統領と中国の習近平国家主席のよる首脳会談で、合同取締り体制を構築することで合意していました。
また、漁船が漁獲物を別の運搬船に移して移送する場合、指定された特定の地点を通過するよう義務付けるなど、運搬船についても取締りを強化することになっています。
さらに、漁船の現在位置を自動的に確認できる装置を装備するよう促すとともに、2015年からは装置を付けた漁船に対しては取締りを緩和するなどの措置を取ることにしています。
黄海における韓中共同水域や韓国の排他的経済水域では、中国漁船による違法操業があとを絶たず、韓国側が中国に対して取締りの強化を求めていました。