韓国で30日、国会議員の再選挙と補欠選挙の投開票が行われ、京畿道(キョンギド)華城(ファソン)と慶尚北道(キョンサンブクド)浦項(ポハン)の2選挙区とも与党セヌリ党の候補が当選しました。
このうち、京畿道華城では、与党セヌリ党の常任顧問が得票率62.7%で、最大野党民主党の候補を破って7回目の当選を果たしました。
また、慶尚北道浦項では、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で行政自治部の長官を務めたセヌリ党の候補が79%の得票率で、民主党の候補を破って当選しました。
去年末の大統領選挙の際に国家情報院が不正に介入した事件や、人事問題などをめぐり、野党が攻勢を強める中で実施された今回の選挙で、いずれも与党候補が圧勝したことで、朴大統領とセヌリ党は今後の政局運営に弾みをつけるものと見られています。