この3年間に韓国軍に納入された各種の軍需品について、部品の試験成績証明書125件が偽造または変造されていたことがわかりました。
これは、国防技術品質院が11日、明らかにしたものです。
それによりますと、この3年間に韓国軍に納入された軍需品13万7000件あまりのうち、試験成績証明書が偽造または変造されていたものが125件あったということです。
その内容を見ますと、装甲車や航空機などの部品が103件、食品や被服類が22件となっていて、K-1戦車に使われるボルトについては、試験成績証明書の偽造が73件みつかったということです。
国防技術品質院によると、試験成績証明書の偽造と変造は、品質の管理を業者に委託した部品で多く見つかっていて、単純な部品について品質管理を業者に委託するシステムが悪用されたものとみられています。
各種装備の運用には今のところ影響は出ていないものの、国防技術品質院では、品質証明書が偽造または変造された部品についてはすべて正常な部品と交換し、問題を起こした業者を検察に告発するとともに、今後の入札に参加できないようにするとしています。