朴槿恵(パク・クネ)大統領は19日、韓国を訪れているキルギス共和国のアタムバエフ大統領と首脳会談を行い、両国関係と経済、通商、エネルギー分野での協力などについて意見を交わしました。
会談で両首脳は、キルギス共和国に対する韓国政府の活発な無償資金協力の基盤となる「無償資金協力のための枠組み協定」を結びました。
韓国政府はキルギス共和国に対して、これまでにおよそ2200万ドルを支援してきましたが、この協定により、さらに活発な資金協力と研修生の受け入れ、専門家やボランティアの派遣、関連する物資の提供などが行われることになります。
また、化石燃料などの天然資源や再生可能エネルギーなど産業分野での協力強化を柱とする了解覚書も交わしました。
アタムバエフ大統領の韓国訪問は、朴槿恵政権が発足してから中央アジアの国の首脳としては初めてで、朴大統領のユーラシアを一つに連結する「ユーラシアイニシアティブ構想」を実現し、中央アジアの国々との協力を強化するきっかけになると期待されます。