メニューへ 本文へ
Go Top

韓・豪FTA協定がほぼ妥結 3年後に発効

Write: 2013-12-05 15:04:00

ほとんどの品目の関税を8年以内に撤廃する韓国とオーストラリアとのFTA=自由貿易協定が事実上妥結し、再来年に発効する見通しになりました。
これは、尹相直(ユン・サンジク)産業通商資源部長官が、5日、記者会見で明らかにしたものです。
それによりますと、インドネシアのバリ島で開かれていたWTO=世界貿易機関の閣僚会議に合わせて、韓国とオーストラリアの通商長官会議が開催され、
両国はFTAの締結に向けて意見調整を終え、今後、協定文の最後の文案の検討に入り、来年上半期中に正式に協定を締結するということです。
これまでの交渉では、FTAが発効したあと、両国はほとんどの品目に対して、関税を8年以内に撤廃するとしています。
また、韓国にとっては、主な輸出品目の自動車の関税が3年以内にすべて撤廃され、自動車の輸出が増えるものと期待されています。
さらに、韓国の輸入牛肉市場のシェア1位を占めるオーストラリア産牛肉については、国内市場への影響を最小限にとどめるため、
FTA発効後、関税を少しずつ下げて、15年後に完全撤廃するとしています。
韓国とオーストラリアのFTA交渉は、2009年から始まり、いったん中断していましたが、先月に3年半ぶりに交渉を再開して、事実上妥結したものです。
韓国にとって、オーストラリアは7番目の貿易相手国で、韓国はオーストラリアの4番目の貿易相手国です。
これで韓国はアメリカやEU=ヨーロッパ連合など11か国との間でFTAを結ぶことになりますが、オーストラリアはTPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加国で、今後、韓国のTPP協定への参加に向けた予備的な協議が本格化するものとみられます。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >