韓国の鉄道職員で作る全国鉄道労働組合が9日午前9時からストライキに入り、韓国の高速鉄道・KTXや首都圏の路線では、ほぼ正常運転されていますが、地方の路線に影響が出ています。
韓国では、KTXの一部路線を分割して民営化するとの方針が示され、 全国鉄道労働組合では、鉄道公社と交渉を進めてきましたが、結局決裂し、9日の午前9時から予告通りストライキに突入しました。
ストライキには、組合員の半数を超える1万2000人が参加しています。
これに対して、鉄道公社側では、労組の要求は法律で定められた労組の活動領域を逸脱していて、労使交渉の対象ではないとの立場を示していて、交渉は難航も予想されています。
鉄道公社では、代替乗務員などを投入し、KTXや首都圏の路線については正常運行を目指していますが、地方の路線では平常の60%程度に運転本数が減るおそれもあるということです。