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韓国政府 安倍首相の靖国参拝を強く批判

Write: 2013-12-26 15:33:53

日本の安倍首相は、26日午前、靖国神社を参拝し、韓国政府は、「嘆かわしく、憤りを禁じえない」と表現して、安倍首相を強く非難しました。
これは、劉震竜(ユ・ジンリョン)文化体育観光部長官が26日、韓国政府の報道官としての声明を発表して明らかにしたものです。
このなかで、劉長官は、「隣国と国際社会の懸念にもかかわらず、安倍首相が日本の過去の植民地支配と侵略戦争を美化し、戦犯を合祀している靖国神社を参拝したことに、韓国政府は、慨嘆と憤りを禁じえない」としています。
そのうえで、劉長官は、「靖国神社は、戦犯が合祀されている反歴史的な施設であり、安倍首相の参拝は誤った歴史認識を示すもので、韓日関係はもちろん、北東アジアの安定と協力を根本から傷つける時代錯誤的な行為だ」と非難しました。
日本の政治指導者の靖国神社参拝について、政府が外交部の報道官ではなく、政府の報道官の名義で声明を出したのは初めてで、この問題を重大に受け止めているものとみられます。
また、政府は、26日午後、別所浩郎韓国駐在日本大使が休暇で日本に滞在していることから、代わりに倉井高志総括公使を呼んで厳重に抗議しました。
日本の現職首相の靖国参拝は2006年の小泉純一郎首相以来初めてで、韓日関係のさらなる悪化は避けられないものとみられます。
韓日両国は、両国で新しい政権が発足して初めての次官級戦略対話を来年初めに開くことでおおむね合意していたほか、およそ3年ぶりに安全保障政策協議会を開催することでも合意するなど、関係改善に向けた動きが出ていましたが、安倍首相の靖国参拝により、当分は開催が難しくなるものとみられています。

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