韓国の中央銀行にあたる韓国銀行は、今年の経済成長率の見通しについて、去年10月に発表した3.8%のまま据え置くことを決めました。
これは、韓国銀行の総裁が9日、金融通貨委員会に出席したあとの記者会見で明らかにしたものです。
韓国の今年の経済成長率の見通しは、韓国銀行が去年10月に3.8%としていましたが、据え置くことにしたのは、韓国をはじめ世界経済が回復基調にあることや、アメリカの量的緩和の縮小や円安などが韓国経済に大きな影響を及ぼさないと判断したためとみられます。
また、今年の物価上昇率の見通しについては、2.5%から2.3%に下方修正することを決めました。
さらに、政策金利については、各種景気指標が上向いていることから、8か月連続2.5%に据え置くとしています。
一方、来年の経済成長率の見通しについては4%とし、来年の消費者物価の上昇率は2.8%になると見込んでいます。