2010年に北韓が延坪島を砲撃したことに対して、韓国軍が戦闘機による報復爆撃を計画していたことがわかりました。
これは、アメリカのゲーツ元国防長官が回顧録の中で明らかにしたものです。
ゲーツ氏は、2006年12月から2011年6月まで国防長官を務め、最近出版した回顧録の中で、2010年に起きた延坪島砲撃事件について触れ、韓国政府は当時、戦闘機や大砲による報復攻撃を計画し、韓半島で軍事的緊張が高まったことを明らかにしています。
ただ、アメリカと協議する過程で、この爆撃計画は実行に移されることはなかったということです。
一方、ゲーツ元国防長官は回顧録の中で、当時の盧武鉉大統領について、「アジアの安全保障を脅かす最大の脅威はアメリカと日本だ」と発言するなど、極めて反米的だったと述べ、理解できない人物だったと批判し、関係者から不適切な記述との指摘が出ています。