旧正月「ソルナル」に合わせて、韓国政府は、28日、生活のために罪を犯した、いわゆる生計型の犯罪者およそ6000人に対して、恩赦を行うことを決めました。
これは、韓国政府が28日の閣議で決めたもので、朴槿恵(パク・クネ)政権が発足して初めての恩赦となります。
今回の恩赦では、生活のために罪を犯した生計型の犯罪者を中心に、受刑者およそ400人、仮釈放中のおよそ200人など、5925人が刑の執行を免除または減免されることになっています。
また、飲酒運転などを除く道路交通法の違反による、累積点数や免許停止、取り消しなどの措置も免除されます。
今回の恩赦について、政府は、「生活のために罪を犯した生計型の犯罪者の速やかな社会復帰を支援するため、恩赦に踏み切った。原則にしたがって厳しく罰するために、不祥事を犯した政治家や大企業の経営者、飲酒運転などの違反者は対象から外した」と強調しています。
今回の恩赦の規模は、2008年と2009年の光復節に合わせて行った恩赦に比べて、半数近くにまで少なくなっています。
今回の恩赦は29日付けで施行されます。