「内乱陰謀」などの罪で起訴された韓国の少数野党、統合進歩党の国会議員に対し、検察は3日、懲役20年、資格停止10年を求刑しました。
水原地方裁判所で3日に開かれた公判で、検察側は、内乱陰謀の罪で起訴されている韓国の左派系少数野党、統合進歩党の李石基（イ・ソクキ）議員に対する求刑を行いました。
この中で、検察は、李石基議員について、北韓の主体思想に従って社会主義革命を起こそうと国会に進出し、国会議員の身分を利用して戦時に必要な各種の機密情報を収集した指摘しました。
また、戦時に国家の重要施設を破壊し、要人を暗殺する計画を立てるなど、積極的に反国家的行為を続けようとしたと述べ、自由民主主義を守るためにも、厳正に処罰することで社会から長期間隔離すべきだと主張しました。
水原地方裁判所では、今回の公判で審理を終え、遅くとも17日までには判決を言い渡す予定です。
裁判所周辺には、李石基議員の支持者たちが集まって無罪を主張し、警察官800人あまりが出て警戒にあたりました。