アメリカ・バージニア州の公立学校で使う教科書に、「日本海」に「東海」の呼び名を併記することを義務付ける法案について、州議会下院の教育委員会は、小委員会に続いて、全体会議でも18対3で可決しました。
バージニア州の下院教育委員会は現地時間の3日午前、全体会議を開き、共和党議員が提案した「東海併記」の法案について審議した結果、賛成18、反対3の圧倒的な賛成多数で可決しました。
これにより、この法案は、6日頃に開かれる見通しの下院本会議で可決されれば、議会での手続きをすべて終え、早ければ今週中にもバージニア州知事が署名することで最終的に成立することになります。
これについて、バージニア州のマコーリフ知事は、この法案が下院を通過し次第、署名するとの立場を公式に表明しています。
マコーリフ知事は、去年の選挙で、東海併記を支持するとの公約をかかげて韓国系の有権者に支持を訴えましたが、当選した直後からは法案に慎重な姿勢を示し、日本側のロビー活動で公約を見直そうとしたのではとの見方が出ていました。