韓国では去年、人口1千人あたりの出生数が、過去最低に落ち込んだことがわかりました。
統計庁のまとめによりますと、去年の人口1千人あたりの出生数は8.6人で、統計取り始めた1970年以降、最も少なくなっています。
全体の出生数は43万6000人で、前の年より9.9%減り、2005年に次いで2番目に少なくなりました。
また、一人の女性が一生に産む子供の平均数を示す合計特殊出生率は、1.19人で、OECD加盟国の中では平均の1.7人を大きく下回って最も低い水準となっています。
出生数の低下について、統計庁は、29~33歳の女性の人口が減っている中で初婚年齢が高まり、第二子を産む人が少なくなっているためだと説明しています。