オランダのハーグで24日から2日間開かれる核安全保障サミットで、韓国とアメリカ、日本による３か国首脳会談を開く方向で調整が進められているとの報道に関連して、韓国政府の関係者は12日、日本政府が変化しないかぎり、実現は難しいとの見方を示しました。
この中で、この関係者は、３か国首脳会談については、アメリカや日本から公式な提案を受けていないとしたうえで、日本政府が日本軍慰安婦問題などの歴史問題で納得できる措置を取らなければ、２国間であれ、３国間であれ、いかなる形での首脳会談も考慮することはないとしています。
一方、日本外務省の斎木昭隆事務次官が12日にソウルに到着し、韓国外務省の趙太庸（チョ・テヨン）第１次官と、当初の予定より１時間遅れて午後３時半から会談が始まっています。
会談では、首脳会談に向けた調整や北韓情勢などについて意見が交わされているとみられています。
韓日両国の高官級の会談は、去年12月に安倍首相が靖国神社に参拝して以来、初めてです。