アメリカ・バージニア州の公立学校で使う教科書に、「日本海」に「東海」の呼び名を併記することを義務付ける法案が2日、マコーリフ知事による署名が終わって成立しました。
マコーリフ知事は先月28日、州議会で可決された法案に署名し、州議会も3月30日、法案が州知事によって承認されたことを発表したということです。
この法律は、7月1日に発効し、アメリカで新学期が始まる2015学年度から、バージニア州内の公立学校で使う教科書に「東海」と「日本海」が併記されることになります。
マコーリフ知事側は、韓国系住民団体に署名イベントの開催の意向を伝えていて、具体的な日程や方式などについて調整中だということです。
アメリカの地方自治体で教科書の「東海」併記を定める法案が成立したのは初めてで、バージニア州をはじめとする周辺7州の公立学校は共通の教科書を使うことことから、「東海」に対する認識が広がる契機になるものと期待されています。