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マンションの層間騒音 初めての法的基準を整備

Write: 2014-04-10 15:48:12

韓国では、マンションの上または下の階からの騒音、いわゆる「層間騒音」が原因で、殺人や放火事件が相次いで発生していることから、韓国政府は、紛争を仲裁する際に基準となる「層間騒音」に関する法的基準を初めて設け、来月から施行することになりました。
層間騒音に関する法的基準は、マンションなど集合住宅で守るべき生活騒音の基準を定めたもので、来月14日から施行されることになっています。
この基準によりますと、子どもが走る音など、壁や床に直接衝撃を与えて発生する直接影響騒音については、1分間の平均の音の大きさが昼間は43デシベル、夜間は38デシベル以上の場合に騒音とするほか、テレビやピアノの音など空気伝達騒音については、5分間の騒音の平均値が、昼間45デシベル、夜間40デシベル以上の場合に「層間騒音」になると定めています。
また、上の階と下の階だけでなく、隣から発生する騒音も層間騒音に含めています。
今回定められた基準は、層間騒音をめぐる紛争が発生した際に、和解や仲裁などにおける判断基準として用いられることになります。
韓国では、去年1年間、共同住宅の層間騒音に関する苦情が1万5000件余りと、前の年に比べて2倍以上に増えていて、層間騒音が原因のけんかや暴力、殺人事件も発生しています。

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