韓国南西部の珍島(チンド)沖で旅客船が沈没した事故で、修学旅行の高校生らおよそ340人が乗っていたことを受けて、教育部は21日、全国の小中高校の修学旅行を当面の間、全面禁止することを発表しました。
教育部は21日、17の大都市と道の教育庁の教育局長会議を開き、小中高校の修学旅行を1学期の間、全面的に禁止することを伝えました。
教育部は、すでに予定されている修学旅行の中止に伴う旅行代理店や航空会社などへの違約金については、これらの業者の理解を求めるとともに、違約金を支払わなければならなくなった場合は、政府としての支援策を講じることにしています。
また教育部は、海洋水産部、国土交通部などと協力して、児童生徒が修学旅行や現場体験学習などで団体で船や飛行機で移動する際の注意事項を定めた安全マニュアルを作成し配付することにしています。