OECD=経済協力開発機構は6日、最新の世界経済見通しを発表し、韓国の経済成長率を上方修正して、ことしは4%になるという見通しを示しました。
韓国の成長率見通しについて、OECDは去年11月に発表した見通しより0.2ポイント上方修正しており、来年はさらに0.2ポイント高い4.2%になると見込んでいます。
OECDは、韓国がオーストラリアやカナダなどとFTA=自由貿易協定を結んだことや、世界経済が回復基調にあり、韓国の輸出の増加が予想されることなどを、上方修正の理由として挙げています。
韓国のことしの経済成長率については、韓国の中央銀行の韓国銀行が4%、韓国政府が3.9%、IMF=国際通貨基金が3.7%という見通しを示しています。
一方、OECDはことしの世界経済の成長率については、中国などの新興国の成長率が鈍ると予想されることから、前回の3.6%から3.4%に下方修正しています。