世界的な金融危機以降、韓国では、就職難が続いて学費ローンの返済が滞るなど、若年層の信用格付けが悪化していることがわかりました。
韓国銀行が7日に公表したまとめによりますと、最高の1から最低の10までの数字で示す信用格付けで、10代は、去年の第1四半期で5.44となっていて、2008年の第1四半期の3.96と比較して悪化しています。
また、20代の信用格付けも、2008年の第1四半期に5.14だったのが、去年の第2四半期には5.62に悪化し、すべての年代の中で最低となっています。
これについて、韓国銀行では、高齢層の雇用が改善している一方、若年層では就職難が続き、2013年の大学生の学費ローンの貸出残額が9兆3000億ウォンと、この3年で2倍以上になるなど、ローンの返済が滞っていることなどが背景にあるとしています。