今月30日に投票が行われる国会議員の再選挙と補欠選挙の選挙運動が17日から始まり、過半数議席を取り戻そうとする与党と、阻止しようとする野党の間で、激しい選挙戦が繰り広げられています。
今回の再選挙・補欠選挙は、これまでで最も多い15の選挙区で行われ、中央選挙管理委員会によりますと、立候補しているのは、与党のセヌリ党が15人、野党の新政治民主連合14人、統合進歩党7人、正義党6人、無所属11人の合わせて55人で、平均3.7倍の競争率となっています。
与党セヌリ党は、現在、定員300のうち147議席を占めているため、この選挙で4議席以上を獲得すれば過半数を制することになり、勝利に自信を示しています。
これに対して野党は、セウォル号沈没という与党不利の情勢だった、先の地方選挙でも確実な勝利を挙げられなかっただけに、今回は多くの議席獲得に執念を燃やしており、第一野党の新政治民主連合は、少なくとも5つの選挙区での勝利を目標としています。また正義党が首都圏の2つの選挙区での勝利を期待していますが、野党単一候補に絞れるかどうかが勝敗の決め手になりそうです。
選挙運動は17日から投票前日の29日までの13日間行われ、事前投票は25日と26日の2日間に行われます。