旅客船セウォル号が沈没した韓国南西部の珍島(チンド)沖で行方不明者の捜索活動を終え、所属先に向かっていた江原道の消防ヘリコプターが、光州(クァンジュ)市の住宅地の歩道に墜落し、乗員5人全員が死亡しました。
17日午前11時前、光州市光山区の高層マンションが立ち並ぶ住宅地の上空で、飛んでいたヘリコプターが突然、火を出し、歩道に墜落して爆発炎上しました。
このヘリは珍島沖でセウォル号の行方不明者の捜索活動を終えて、所属先の江原(カンウォン)道消防本部江陵(カンヌン)航空隊の基地に戻る途中で、乗っていた操縦士と救助隊員ら5人全員が死亡しました。また近くのバス停にいた女子高校生1人が軽いやけどをして病院で手当を受けました。マンションなどの窓ガラスも割れました。
このヘリコプターは14日からセウォル号の行方不明者の捜索活動をしたあと、江原道に帰る途中で、航空保安、警察、消防が事故の詳しい原因について調べています。