西アフリカでエボラ出血熱の感染が拡大している中で、韓国政府は、エボラ出血熱の韓国への流入を食い止めるため、エボラ出血熱対策チームを設置し、防疫活動を強化していくことになりました。
これは、韓国政府が4日、関係部署による対策会議を開き、検疫強化や感染予防対策、旅行者や現地韓国人の安全などについて協議して決めたもので、疾病管理本部に、エボラ出血熱対策チームを設置するとしています。
また、エボラ出血熱が発生した国の動向を注視し、発生国から入国した人については追跡検査を徹底することにしています。
エボラ出血熱が発生している国から戻って、韓国に入国した韓国人13人について追跡検査をしていますが、今のところ、特別の症状は見られず、さらに9人の入国者については、それぞれ潜伏期が過ぎた後に検査を行うことにしています。
疾病管理本部の関係者は、現時点で必要以上に不安になる必要はないとしています。