観光サービスの向上を図るため、韓国政府は7つの目標を策定し、南部の済州島や仁川(インチョン)国際空港のある永宗島(ヨンジョンド)では、複合リゾート施設を造成することになりました。
これは、文化体育観光部が12日、観光分野のサービスの向上を図ることを目指して、7つの推進課題を策定して明らかにしたものです。
それによりますと、まず、南部の済州島と仁川国際空港のある永宗島に複合リゾート施設を造成するとして、関係する法律を見直し、総合計画をまとめるとしています。
また、東部の雪岳山(ソラクサン)では、環境に配慮したケーブルカーを新設するほか、ソウルの南山(ナムサン)に新たなケーブルカーを設置するとしています。
さらに、ソウル南東部のソウル貿易センターのある一帯を観光特区に指定するほか、漢江とその周辺地域を観光資源として開発する総合計画を策定するとしています。
このほか、中国からの旅行客を誘致するため、中国人向けのケーブルテレビ・チャンネルを新設し、中国からの団体観光客向けに電子ビザ制度を導入するとしています。
政府は、今回の対策が早期に効果をあげられるよう、迅速に取り組むとしています。