18日から始まった韓米合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン」に関連して、韓国の国家安全保障会議と閣議が相次いで開かれ、朴槿恵(パク・クネ)大統領は、国家の危機管理は安全保障の問題に加えて、多様な災害やテロなどにも備える必要があるとの考えを示しました。
今回の国家安全保障会議は、韓米合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」と関連して開かれたもので、引き続いて、合同軍事演習に合わせた閣議も開かれました。
このなかで、朴大統領は、「国家の危機管理は、安全保障の問題に対応するだけでなく、多様な災害や事故、不特定多数の人が利用する施設に対するテロや火災など、複合的な状況に備えた訓練も行わなければならない」と強調しました。
また、朴大統領は、軍で、物資納入に関連した不正や、暴行事件などが多発することは、韓国軍と国の安全を大きく脅かすおそれがあるとして、国民を失望させることが二度とないよう、兵営文化を刷新するなど根本的な対策を講じるよう指示しました。