カナダを国賓として訪問している朴槿恵(パク・クネ)大統領は、韓国時間の23日未明、スティーブン・ハーパー首相と会談し、韓国とカナダの関係を「戦略的パートナー関係」に格上げして、さらに強化することで合意しました。
また会談のあと、両国の通商担当長官が、9年間にわたる交渉の末、ことし3月に妥結した両国のFTA=自由貿易協定に正式に署名し、韓国はアジアで唯一カナダとFTAを結んだ国となりました。
会談は、首都オタワのカナダ議会でおよそ40分間にわたって行われ、会談後に発表された共同宣言によりますと、朴大統領とスティーブン・ハーパー首相は、両国関係を、現在の「特別なパートナー関係」から、 「戦略的パートナー関係」に格上げすることとし、政治、経済、安全保障、文化など、幅広い分野で多角的な協力を進めることで合意しました。
これでカナダは韓国にとって19番目に「戦略的パートナー関係」を締結した国となりました。
さらに会談の後、両首脳が見守る中、両国の通商担当長官が、向こう10年以内に貿易品目の99%に対する関税を撤廃する高い水準のFTA=自由貿易協定に署名し、韓国はアジアで唯一カナダとFTAを締結した国となりました。