アメリカ国防総省のロバート・ワーク副長官は、アメリカ陸軍が開発した弾道弾迎撃ミサイル・システムのTHAADミサイルについて、韓国への配置については中ロの理解を求めながら検討していくと述べました。
1日に開かれたアメリカ外交協会主催の懇談会で述べたもので、「アメリカはTHAADミサイルを複数の国に配置することを検討しているが、韓国への配置も検討している。これについて、中国やロシアが否定的な立場を示しているが、韓国への配置は局地的な脅威に対応するためのもので、戦略的弾道ミサイルの迎撃システムではないとして、この点を中国やロシアにも説明している」と述べました。
一方、韓国は、今のところ独自のミサイル防御システムの構築を進めていて、今後の動きに関心が寄せられています。