韓国の実質的な失業率は10%を超えることが分かりました。
統計庁が12日に発表した「10月の雇用動向」によりますと、公式失業率は3.2%、実質失業率は10.1%でした。
これまで統計庁が発表してきた公式失業率は、完全失業者数を就業者数と過去4週間に求職活動をしたものの就業できなかった人の合計で割ったもので、現状を十分反映していないとの指摘が出ていました。
統計庁はこうした指摘を受けて、今回、国際労働機関の新たな基準に従って計算した実質失業率を発表しました。
国際労働機関の新たな基準は、過去4週間に求職活動をしなかった人でも就業を希望している人は統計に反映させるべきとしていて、こうした基準を適用して計算した実質失業率は10.1%になったものです。
統計庁が国際労働機関の新たな基準に従って実質失業率を発表したのは初めてで、公式の失業率3.2%のほぼ3倍になりました。