日本の大学入試センター試験にあたる韓国の大学修学能力試験が13日、全国1200か所あまりの試験会場でいっせいに始まりました。
今年の試験では、去年よりおよそ1万126人少ない64万621人が受験し、午前8時40分から、｢国語｣｢数学｣｢英語｣｢社会・科学・職業探求｣、そして｢第2外国語・漢文｣の順で行われ、午後5時に終わる予定です。
ソウルでは朝の気温が氷点下2度9分まで下がるなど、全国各地で氷点下の冷え込みとなり、一部の地域には寒波注意報が出され、修学能力試験の日は寒いというジンクスが的中しました。
試験当日は、受験生が道路や鉄道などの混雑で遅刻しないようにするため、官公庁や企業の出勤時間は1時間繰り下げて午前10時となり、地下鉄、バスの運行回数が増えたほか、タクシーの台数も増やしています。また、試験場周辺200メートル以内では車の通行も制限されています。
今回の試験の成績は、来月3日にそれぞれの受験生に通知され、受験生はこれをもとに最終的な志望大学を決めることになります。