朴槿恵(パク・クネ)大統領は16日、国会で国政について演説を行い、北韓を阻止できる唯一の方法は、国民と国会の団結だと述べました。
大統領が国会で開院式や施政演説以外の国政懸案について演説したのは11年ぶりのことです。
朴大統領は演説で、国際社会が強力で実効的な制裁措置を下しても、韓国が団結しなければ意味がなく、国家の安保と国民の安全は決して政治論争の対象になってはいけないと述べました。
その上で、従来の対策方法と善意だけでは北韓政権の核開発への動きを止めることは難しいため、北韓を実質的に変化させるための根本的な方法と、それを実践する勇気が必要だと強調しました。
さらに、開城工業団地の操業中断は、これから実行する国際社会の北韓制裁の第一歩であり、北韓が自ら変化していくよう、強力で実行的な措置を取っていく方針だと明らかにしました。
また、朴大統領は、与野党が力を合わせ、まだ国会で成立していないテロ防止法や北韓人権法を一日でも早く成立させるよう求めたほか、議員たちが国民に約束した生活改善と地域発展を実現するためにも、経済活性化・民生関連法案も早期に成立させるよう求めました。