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米中外相会談 北韓制裁めぐり「重大な進展」

Write: 2016-02-24 14:08:55

アメリカのケリー国務長官と中国の王毅外相による外相会談がワシントンで現地時間の23日行われ、北韓の4回目の核実験と弾道ミサイル発射に対する国連安保理制裁決議に関して重要な進展があり、早期採択で一致したことがわかりました。
両外相は会談後、国務省で行われた共同の記者会見で「北韓制裁決議案をめぐる議論で重大な進展があった」ことを明らかにしており、これを受け、今週中にも国連安保理で強硬な北韓制裁決議案が採択される見通しとなりました。
会談では強硬な制裁を求めるアメリカと制裁に慎重な姿勢を示していた中国が相当部分歩み寄ったものの、両外相が具体的な決議案の内容については触れていないことから安保理決議案をめぐって最終的な合意には至らなかったものとみられています。
これについては、アメリカ軍の高高度迎撃ミサイルシステム「THAAD」の韓国配備や、韓国戦争による休戦協定を平和協定に替える議論が平行線をたどったためとみられています。
まず、中国が安保理決議案に協力する見返りに「THAAD」の韓国配備をやめるよう求めたのに対し、アメリカが 「THAAD」と北韓制裁案を連携させることを断固として断ったものとみられています。
また、中国は北韓が提案した、南北の敵対行為を停止する現在の「休戦協定」を完全に戦争を終わらせる「平和協定」にするための議論と北韓の非核化の議論を並行するよう求めたのに対し、アメリカは、北韓の非核化が平和協定議論の前提条件だとする立場を示したといわれています。

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