メニューへ 本文へ
Go Top

北韓制裁決議 安保理が全会一致で採択

Write: 2016-03-03 02:35:31

国連安全保障理事会は、北韓が4回目の核実験と事実上の長距離弾道ミサイルを発射したことに対して制裁を強化する決議を、2日午前、韓国時間で3日未明、全会一致で採択しました。
新たな決議は、これまでは北韓からの疑わしい貨物の検査が各国に義務づけられていただけだったのが、今後はすべての貨物が検査の対象とされるほか、各国から北韓への航空燃料の輸出を原則として禁止し、北韓からの石炭や鉄鉱石、金などの輸入を制限するなど、これまでにない分野の制裁が盛り込まれています。
また、北韓の銀行が他国に支店を開設したり、他国の銀行が北韓に支店を開設したりすることを禁止し、違法行為にかかわった北韓の外交官についても国外に追放することなどが、定められています。
決議は当初、1日の採択を目指しましたが、ロシアの要請で1日延期され、制裁の柱の1つである航空燃料の輸出禁止については、ロシアの要請を受け、「北韓の航空機は海外では燃料補給をしてもよい」という例外措置が加えられました。
安保理で北韓に対する制裁決議が採択されたのは5回目ですが、今回はかつてなく厳しい内容となりました。今後は中国をはじめとした国際社会が、決議に盛り込まれた措置を着実に実行して北韓による核やミサイルの開発を阻止できるかどうか、その実効性が注目されます。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >