メキシコを訪問中の朴槿恵（パク・クネ）大統領は韓国時間の5日未明、大統領宮殿でメキシコのペニャニエト大統領と首脳会談を行い、核やミサイルの挑発行為を続ける北韓への制裁に協力していくことを確認するとともに、2008年6月以降交渉が中断している両国のFTA締結に向けた協議を推進することで合意したほか、34件の了解覚書を締結するなど経済協力を拡大することで合意しました。
大統領府青瓦台のアン・ジョンボム経済首席秘書官によりますと、会談で、両首脳は、北韓の核問題について話し合い、核やミサイルの挑発行為を続ける北韓への制裁に協力していくことを確認しました。また、貿易投資や交通インフラなど34件の了解覚書を締結したほか、2008年6月以降交渉が中断している両国のFTA締結に向けた協議を年内に着手するなど経済分野での交流や協力を拡大していくことでも合意し、韓国メキシコ関係を拡充していくことになりました。韓国とメキシコは、2006年2月からFTA交渉を始めましたが、2008年6月以降交渉が中断しています。韓国は、TPP=環太平洋パートナシップ協定加盟12か国のうち、日本とメキシコを除く10か国とFTAを締結しています。
朴大統領は5日、韓国・メキシコビジネスフォーラムに出席したあと、帰国の途に就く予定です。