三星電子が先月発売した最新スマートフォンの売上げにささえられ、ことし1月から3月期の営業利益が暫定で6兆6000億ウォンと、予想を大きく上回ったことがわかりました。
三星電子が7日、発表したところによりますと、ことし1月から3月期の営業利益は、6兆6000億ウォンに上る見込みで、前の四半期に比べて7.5%、前の年の同じ期間に比べて10.4%それぞれ増加しているということです。
市場の予想が5兆ウォン半ばだったことを考えると、大きく上回ったものです。
こうした好調な業績の背景には、先月、世界で発売された最新スマートフォンの「ギャラクシーS7」の売れ行きの好調さがあります。
「ギャラクシーS7」と「ギャラクシーS7エッジ」の世界での販売台数は、およそ1000万台。単価の高いプレミアム機種であるだけに、売れれば売れるほど利益が上がるうえ、前の機種の「ギャラクシーS6」に比べてコスト低減にも成功しているということです。
業界の関係者は、三星電子がスマートフォン部門で上げた利益は、3兆5000億ウォンに上る見通しだと話しています。
このほかにも、苦戦が予想されていた半導体部門で、為替レートによるメリットや、プレミアム製品を中心に攻勢をかけたことなどが好調な業績につながりました。