アフリカ3カ国を歴訪中の朴槿恵大統領は29日、ウガンダの首都カンパラでムセベニ大統領と会談し、防衛産業や軍事技術分野の協力、インフラ開発などの覚書を締結しました。
一方、韓国大統領府青瓦台は、ムセベニ大統領が会談で、「北韓との安保、軍事、警察分野の協力を中断し、国連安全保障理事会の制裁決議を忠実に履行するよう指示した」と述べたと公表しましたが、ウガンダ政府当局者はこうした内容を否定しました。
AFP通信が30日に報じました。
ウガンダ政府の副報道官はAFP通信に対して、「大統領がそのような指示を出したとしても、公になることはあり得ない。行き過ぎたプロパガンダだ」と否定したということです。
ウガンダには北韓の軍や警察の関係者50人余りが滞在していて、関連分野の協力を進めています。
また、32年間に渡って長期執権中のムセベニ大統領は、1980~90年代に3回に渡って北韓を訪問、故金日成主席と会談したことがあります。
韓国大統領府青瓦台は30日、ウガンダ政府の副報道官の発言について、ムセベニ大統領が北韓との協力を中断し、国連安全保障理事会の制裁決議を忠実に履行するよう指示したと述べたことを再確認しました。