北韓軍が非武装地帯で地雷の敷設を増やしていることが分かりました。
韓国軍の関係者によりますと、北韓軍は通常、5~8月にかけて老朽化した地雷を除去し、新しい地雷を敷設していますが、今年は敷設地域が平年の倍以上に拡大されたということです。
北韓軍は主に木製の箱型地雷を使用していますが、殺傷力が比較的大きく、地雷探知機で発見するのが困難だとされています。
夏場の雨が多く降る時期には河川の水位が上がるなどして、非武装地帯付近では北韓側から流れてきた地雷で民間人が死亡するといった事故も発生しています。
実際に2010年には非武装地帯付近の臨津江流域で、釣りしていた民間人が北韓側から流れてきた地雷を踏んで死亡する事故が起きています。